ウルリカ・エレオノーラ (スウェーデン女王)とは?
うるりかえれおのーら
ウルリカ・エレオノーラは、18世紀初頭のスウェーデン女王で、兄カール12世の死後に王位を継承し、後に夫フレドリク1世に譲位した人物です。
ウルリカ・エレオノーラ(Ulrika Eleonora、1688〜1741年)は、スウェーデン王カール11世の次女として生まれ、1718年から1720年までスウェーデン女王として在位しました。
兄であるカール12世が1718年にノルウェー遠征中に戦死すると、男子直系後継者が不在となりました。このためウルリカ・エレオノーラが議会(リクスダーグ)の支持を得て王位に就きましたが、その即位は絶対王政から立憲君主制への移行期に重なるものでした。議会は女王の即位を認める代わりに、大幅な権限委譲を求め、この交渉を経て新たな統治形態が定まりました。
ウルリカ・エレオノーラは政治よりも宗教や学問を好む性格で知られており、自ら統治するよりも夫に権力を委ねることを選びました。1720年、彼女は議会の承認を得て夫ヘッセン=カッセル方伯フレドリクに王位を譲り、フレドリク1世が即位します。ウルリカ自身はその後も王妃として宮廷に留まり、1741年に死去しました。
彼女の在位はわずか2年ほどでしたが、スウェーデン史においては大北方戦争の終結とスウェーデンの「自由の時代」(立憲的議会政治が主導した時代)への移行を象徴する転換点として記憶されています。
使い方・例文
スウェーデン史や北欧近世史を扱う文脈で、ウルリカ・エレオノーラは女性君主と議会政治の関係を考える事例として取り上げられます。カール12世の死後の継承問題を調べる際に登場する人物です。
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