ウルバヌス2世とは?
うるばぬすにせい
ウルバヌス2世は11世紀末のローマ教皇で、1095年のクレルモン公会議で第1回十字軍の派遣を呼びかけた人物として知られています。
ウルバヌス2世(Urbanus II、本名オドン・ド・ラジェリ、1035年頃〜1099年)は、1088年から1099年まで在位したローマ教皇である。その名を歴史に刻んだ最大の出来事は、1095年11月にフランスのクレルモンで開いた公会議での演説であり、聖地エルサレムをイスラム勢力から奪還するための武装遠征を西ヨーロッパのキリスト教徒に呼びかけた。
演説の背景には、東ローマ帝国皇帝アレクシオス1世からの救援要請と、セルジューク朝の台頭によって聖地巡礼が困難になっていた状況があった。ウルバヌスは「神がそれを望む(Deus vult)」という言葉をスローガンとし、遠征参加者への罪の赦免を約束した。
この呼びかけに応じた貴族・騎士・民衆は翌1096年から聖地へ向けて出発し、1099年にエルサレムを攻略した(第1回十字軍)。ウルバヌス自身はエルサレム陥落の知らせが届く前に逝去している。
ウルバヌス2世の歴史的意義は以下の点にある。
- 十字軍運動の直接的な発端となった
- 教皇権をヨーロッパ規模の政治・軍事に拡張した
- キリスト教世界の団結を演出した
- その後200年にわたる十字軍遠征の原点を作った
使い方・例文
十字軍の歴史や中世ヨーロッパのキリスト教世界の拡張を学ぶ際に、第1回十字軍の提唱者としてウルバヌス2世が登場します。
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