ウラエウスとは?
うらえうす
ウラエウスとは、古代エジプトの王権と神聖さの象徴として、ファラオの王冠や神の頭飾りに用いられたコブラ(エジプトコブラ)を象ったシンボルのことです。
ウラエウス(Uraeus)は、古代エジプトにおいてコブラ(主にエジプトコブラ)を直立させた形を図案化した聖なるシンボルです。古代エジプト語では「イアレト」と呼ばれ、「立ち上がるもの」を意味します。
ウラエウスは次のような場面で用いられました。
- ファラオの王冠・頭飾り:白冠・赤冠・ネメスと呼ばれる頭巾などの前面に取り付けられ、王の権威と神聖さを示した
- 神々の象徴:太陽神ラーや女神ワジェトなど多くの神の頭部に描かれた
- 神殿の装飾:壁画や柱廊のレリーフに多数のウラエウスが並んで描かれる
ウラエウスはコブラが威嚇姿勢(首を広げて直立した状態)をとる様子を表しており、敵を焼き尽くす炎を吐く守護者として信仰されました。特にワジェト女神と強く結びつき、ファラオを保護する守護神として機能しました。
ツタンカーメンの黄金マスクや多くのファラオ像の前額部に輝くコブラの装飾がウラエウスであり、エジプト考古学や美術史の文脈で頻繁に言及されます。現代では古代エジプトを象徴するアイコンとして広く認知されています。
使い方・例文
「博物館のエジプト展示でファラオの頭像を見ると、額の部分にウラエウスと呼ばれるコブラの装飾が施されている」というように、古代エジプトの遺物や美術作品の解説で登場します。
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