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ウミグモとは?

うみぐも

ウミグモとは、海中に生息する節足動物の一群で、見た目はクモに似ますが独立した分類群に属する海の生き物です。

ウミグモ(海蜘蛛)は、節足動物門に属するウミグモ綱(Pycnogonida)の生物の総称です。名前や外見がクモに似ていますが、クモ類(蜘蛛綱)とは異なる独立した分類群であり、クモというよりもカブトガニ甲殻類に近い存在とも考えられています。

ウミグモの体は非常に細く小さい胴体に対して、4対(8本)の長い歩脚が特徴的です。胴体が極端に小さいため、消化器官の一部が脚の中にまで伸び込んでいます。また、雄が産み付けられた卵を脚に抱えて育てる「育児脚」を持つ種もあります。

生息域は浅い沿岸部の岩礁・藻場から深海まで非常に広範で、世界中の海に約1300種以上が知られています。多くの種は体長数ミリと小型ですが、深海に生息する種の中には脚を広げると50センチ以上になるものも報告されています。

食性は肉食性が多く、ヒドロ虫・海綿・コケムシなどの固着性の無脊椎動物を吸い取るように捕食します。体の前端にある「口吻(こうふん)」と呼ばれる器官を獲物に突き刺して体液を吸収します。

研究上では節足動物の系統や体制の進化を理解する上で重要なグループとされており、古くから形態学・発生学の研究対象になっています。

使い方・例文

磯遊びや海中観察の際、岩やサンゴに貼り付いている小さなクモのような生き物がいれば、それはウミグモである可能性があります。

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