ウツボカズラとは?
うつぼかずら
ウツボカズラとは、袋状の捕虫器官(ピッチャー)を持つ食虫植物で、東南アジアの熱帯雨林を中心に分布するつる性の植物です。
ウツボカズラ(靫葛)は、ウツボカズラ科ウツボカズラ属(Nepenthes)に属する多年生の食虫植物です。東南アジア・南アジア・マダガスカル・オーストラリア北部などの熱帯・亜熱帯地域に約170種以上が自生しており、日本の自生種はありませんが、観賞植物として広く栽培されています。
ウツボカズラの最大の特徴は、葉の先端に発達した袋状の構造「ピッチャー(捕虫袋)」です。ピッチャーの内側には消化液が入っており、虫や小動物が滑り込んで溺れると、酵素で分解されて栄養分として吸収されます。ピッチャーの色や形・大きさは種によって多様で、小型のものから直径30cm以上に達し、ネズミや小鳥が入ることもある大型種まで存在します。
ウツボカズラという和名は、矢を入れる「靫(うつぼ)」に袋の形が似ていることに由来します。英語では「Pitcher Plant(ピッチャー植物)」と呼ばれます。
栽培には高温多湿の環境が必要で、温室や室内での管理が基本です。土は水苔や砂を使い、肥料は原則不要です。国際的に絶滅危惧種に指定されている種もあり、野生個体の採取・売買は厳しく規制されています。
使い方・例文
熱帯植物を扱う植物園の温室でよく展示されており、大きなピッチャーに虫が溶けていく様子は子どもたちの注目を集めます。
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