ウィリス・キャリアとは?
うぃりすきゃりあ
ウィリス・キャリアとは、現代的な空気調和(エアコン)システムを発明し、キャリア・コーポレーションを創設したアメリカの技術者・実業家です。
ウィリス・ハビランド・キャリア(Willis Haviland Carrier、1876〜1950年)は、現代のエアコン技術の基礎を確立した「空調の父」と称されるアメリカのエンジニアです。
キャリアはコーネル大学で機械工学を学んだ後、バッファロー・フォージ社に就職しました。1902年、印刷会社サクト・ウィルヘルムス社の工場内で温度と湿度の変化による紙の伸縮・インクのにじみを解決するため、温度・湿度を同時に制御する装置を設計しました。これが近代的な空気調和(エアコン)の原型とされており、翌1906年にはその原理を「空気処理の合理的な公式(Rational Psychrometric Formulae)」として発表しました。
1915年にはキャリア・エンジニアリング社を共同創業し、空調技術の商業化を推進しました。当初は工場など産業用途が中心でしたが、やがて映画館・デパート・オフィスビルへと普及し、最終的には家庭用エアコンの一般化につながっていきました。
エアコンの普及は単なる快適性の向上にとどまらず、アメリカ南部の都市化や製造業の生産性向上、さらには医薬品・食品の品質管理にまで広範な影響を及ぼしました。キャリアの発明は20世紀の生活様式を根本から変えた技術革新のひとつとして評価されています。
使い方・例文
エアコンの歴史や技術史の文脈で「空調の父」として紹介されるほか、20世紀を変えた発明・発明家を特集した書籍や番組でウィリス・キャリアの名前が頻繁に登場します。
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