イーヴォ・ポゴレリッチとは?
いーゔぉぽごれりっち
イーヴォ・ポゴレリッチとは、クロアチア出身の個性派ピアニストで、1980年のショパン国際ピアノコンクールでの落選が大きな論争を呼び、その後も独自の解釈で世界的な注目を集め続ける人物です。
イーヴォ・ポゴレリッチ(Ivo Pogorelich)は、1958年にユーゴスラビア(現セルビア)のベオグラード生まれのピアニストです。モスクワ音楽院でアリサ・ケゼラーゼに師事し、その後二人は師弟関係を超えて結婚しました。
国際的な注目を集めたのは1980年の第10回ショパン国際ピアノコンクールです。ポゴレリッチは準決勝で落選しましたが、審査員の一人であった伝説的ピアニスト、マルタ・アルゲリッチが「彼は天才だ」と述べて審査委員を辞退したことで世界的な議論となり、逆説的に一夜にして国際的な名声を獲得しました。
その演奏スタイルは極端なテンポの変化、独創的なフレージング、個人的な感情表現を重視するもので、賛否両論を巻き起こし続けています。ショパン、シューマン、ラヴェルなどのレパートリーにおける大胆な解釈は、一部の批評家から高く評価される一方、正統性を重んじる層からは物議を醸すこともあります。1996年に妻が亡くなった後は長期間の沈黙を経て復帰し、その演奏はさらに深みを増したとも評されています。聴衆を二分する存在でありながら、クラシック音楽界における重要なアーティストとして認知されています。
使い方・例文
「ポゴレリッチの名前は、ショパンコンクールの歴史を語るうえで欠かせないエピソードとともに必ず登場する」のように、ピアノコンクールの文脈で引用されます。
この用語をシェア
最終更新: