インティ・ライミとは?
いんてぃらいみ
インティ・ライミとは、ペルーを中心にアンデス地方で毎年6月の夏至ごろに行われるインカ由来の太陽神をたたえる祭りです。
インティ・ライミ(Inti Raymi)は、ケチュア語で「太陽の祭り」を意味し、インカ帝国の最も重要な宗教的祭儀として古くから行われてきた伝統行事です。インカ暦では6月の冬至(南半球の6月21日ごろ)が年の始まりにあたり、太陽神「インティ」に感謝と豊穣を祈る儀式として催されました。
インカ帝国の首都クスコでは、インティ・ライミは9日間にわたる大規模な祭典で、皇帝(サパ・インカ)みずから太陽神への祈りを捧げ、生贄の儀式も行われたとされます。スペインによる征服(16世紀)後、カトリック教会によって禁止されましたが、1944年に劇作家ファウスティノ・エスピノサ・ナバロによって再演として復活し、以降毎年クスコのサクサイワマン遺跡で盛大に行われています。
現在の祭りは演劇的な再現として行われ、インカ皇帝・祭司・廷臣などの役を担う俳優がケチュア語で儀式を演じます。主な特徴は次のとおりです。
- 6月24日をクライマックスとして毎年開催
- サクサイワマン(クスコ郊外の石造遺跡)が主会場
- 数万人の観客・観光客が集まる南米最大規模の伝統行事のひとつ
- アンデス先住民の文化的アイデンティティの象徴
使い方・例文
「クスコのインティ・ライミを見るためにペルーを訪れた」のように、南米旅行や民族文化を語る文脈でよく登場する祭りの名称です。
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