イタロ・カルヴィーノとは?
いたろかるゔぃーの
イタロ・カルヴィーノは、幻想性と知的遊戯を融合させた独創的な作風で知られる、20世紀イタリアを代表する小説家です。
イタロ・カルヴィーノ(Italo Calvino、1923〜1985年)は、キューバのサンティアゴ・デ・ラス・ベガス生まれのイタリア人小説家です。ネオリアリズムから出発し、やがて幻想文学・構造主義・記号論の影響を受けた前衛的な文体へと変貌を遂げ、20世紀イタリア文学の最も独創的な作家のひとりとなりました。
初期の代表作「われらの先祖」三部作——『まっぷたつの子爵』『木のぼり男爵』『不在の騎士』——は、寓話的・幻想的な設定を通じて人間の自由・アイデンティティ・社会との関係を探究した作品群です。これらは現実と非現実が軽やかに交差するカルヴィーノ独自の世界観を確立しました。
後期の傑作『見えない都市』(1972年)は、マルコ・ポーロがフビライ・ハンに架空の都市群を語り聞かせるという枠組みで構成され、都市・記憶・欲望・言語をめぐる詩的な考察が展開されます。また『冬の夜ひとりの旅人が』(1979年)は読者自身が登場人物となるメタフィクションの傑作として知られています。
カルヴィーノは「軽さ」「速さ」「正確さ」「視覚性」「多様性」「一貫性」という6つの資質を文学に見出したハーバード大学の講義録『カメレオン』(邦題『新たなる千年紀のための覚書』)を遺しており、創作論としても広く読まれています。
使い方・例文
幻想文学・メタフィクション・イタリア現代文学を学ぶ際に、カルヴィーノの作品が必読書として挙げられることが多いです。
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