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イタリア増六和音とは?

いたりあぞうろくわおん

イタリア増六和音とは、増六度音程を含む増六和音のうち最もシンプルな3音構成のもので、属和音(ドミナント)へ強い解決感を持って進む和音です。

イタリア増六和音(Italian augmented sixth chord)は、増六和音(augmented sixth chord)と呼ばれる和音グループのひとつで、3種類の増六和音(イタリア・フランスドイツ)の中でも最もシンプルな3音構成を持ちます。

長調を例に取ると、イタリア増六和音はラ♭・ド・ファ♯(Ab・C・F♯)の3音で構成されます。最低音のラ♭(フラットした第6音)と最高音のファ♯(上向きに変化した第4音)の間に増六度(short:1オクターブ+長2度)の音程が生まれ、これが和音名の由来です。この増六度はアウトワードに解決し、両音が半音ずつ外側へ動いて属和音のソ(G)に収束します。

増六和音全般の役割は次の通りです。

  • サブドミナント代理として機能し、属和音への強い牽引力を持つ
  • 半音進行による解決感でドミナントを際立たせる
  • バロック後期から古典・ロマン派で多用された色彩的な和音
イタリア増六和音はフランス増六和音・ドイツ増六和音と比べて構成音が少なく(3音)、最もストレートな増六和音です。フランス増六和音はここに長2度を加えた4音構成、ドイツ増六和音はイタリアに完全5度を加えた4音構成となっています。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンらの楽曲で頻繁に見られます。

使い方・例文

クラシック曲の終止部分で属和音の直前に現れることが多く、「緊張→解決」の場面でドラマチックな効果を生み出す場面で登場します。

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