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イエローオーカーとは?

いえろーおーかー

イエローオーカーとは、酸化鉄を主成分とする黄土色の天然鉱物顔料で、先史時代から現代まで世界中で使われてきた最も古い絵具のひとつです。

イエローオーカー(Yellow Ochre)は、含水酸化鉄(ゲーサイト:α-FeOOH)を主成分とする天然の黄土色顔料です。「黄土」「オーカー」とも呼ばれ、採掘される地域によって色調が異なり、明るい黄色から赤みを帯びたオレンジ色まで幅があります。

イエローオーカーは人類が最初に使用した顔料のひとつとされており、ラスコーやアルタミラなどの先史時代の洞窟壁画にも使われていることが確認されています。以来、古代エジプトの壁画、ギリシャ・ローマ彫刻の彩色、ルネサンス絵画に至るまで途切れることなく使用されてきました。

絵具としての主な特徴は以下の通りです。

  • 耐光性が非常に高く、光に当たっても退色しにくい
  • 他の顔料と混ぜても化学反応を起こしにくい安定性がある
  • 無毒で安全性が高い
  • 隠蔽力は中程度で、透明・不透明の両方の使い方が可能

現代では天然採掘品に加え、合成酸化鉄顔料も製造されており、均一な品質と豊富なカラーバリエーションを実現しています。油彩・水彩・アクリル・日本画など幅広い画材に使われるほか、建築塗料・セメント着色・印刷インクにも利用される、実用性の高い顔料です。

使い方・例文

水彩画で秋の野原を描くとき、イエローオーカーを枯れ草や大地の色の土台として使い、そこに他の色を重ねて表情を作るのがよくある使い方です。

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