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アーケード(柱廊)とは?

あーけーど

アーケード(柱廊)とは、建築用語として列柱によって支えられたアーチの連続で構成される通路や空間のことで、古代ローマ建築に起源を持ちます。

建築におけるアーケード(Arcade)とは、複数のアーチを列柱で連続的に並べて構成された空間・通路のことです。日本語では「柱廊」「アーチ廊」とも訳されます。古代ローマの円形闘技場(コロッセウム)や水道橋など、ローマ建築において発展した形式で、その後ロマネスク・ゴシック・ルネサンスと各時代の建築に受け継がれました。

アーケードの構成要素は主に以下の三つです。

  • 柱(ピラー・コラム)— 荷重を支える垂直の支持体
  • アーチ— 柱の上部で半円や尖頭の曲線を描く構造
  • スパンドレル— アーチとアーチの間の三角形の壁面部分

アーケードは機能的にも美的にも優れており、建物の外壁沿いに設けることで歩行者を雨や日差しから守る屋根付き通路となります。ヨーロッパの旧市街では、広場を囲む形でアーケードが続く「ポルティコ」と呼ばれる回廊が今も残り、市民の憩いの場・商業空間として機能しています。イタリアのボローニャは街中に全長約38キロに及ぶポルティコが続くことで知られ、世界遺産にも登録されています。

現代の日本でよく知られる「アーケード商店街」も、この柱廊の概念から派生した言葉で、屋根付き通路に商店が並ぶ形態を指します。建築の文脈では本来の柱とアーチの連続という意味で使われることを覚えておくと理解が深まります。

使い方・例文

ルネサンス期の教会や宮殿の中庭(コルティーレ)を囲む連続したアーチと柱の回廊が建築的アーケードの典型で、イタリアの歴史的建造物で見ることができます。

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