アンヘドニアとは?
あんへどにあ
アンヘドニアとは、以前は楽しめていた活動や体験から喜びや快楽を感じられなくなる心理的な状態のことです。
アンヘドニア(Anhedonia)は、ギリシャ語の「a(なし)」と「hedone(喜び・快楽)」に由来する心理学・精神医学の用語で、かつては楽しいと感じていた活動や人との交流から満足感や快楽をほとんど感じられなくなる状態を指します。
この状態は大きく二つに分類されます。
- 身体的アンヘドニア:食事・音楽・スキンシップなど感覚的な体験から喜びを得られなくなる
- 社会的アンヘドニア:他者との交流や会話に喜びや意欲を感じられなくなる
アンヘドニアはうつ病の中核症状の一つとして知られており、「気分が落ち込む」という抑うつ気分とは区別されます。うつ病のほかにも、統合失調症・双極性障害・慢性疲労症候群・依存症などにも見られることがあります。脳科学的には、ドーパミンをはじめとする報酬系の神経回路の機能低下との関連が研究されています。
日常生活においては、趣味への無関心、食欲の低下、人との交流を避けるといった行動として現れることが多く、本人が「なぜ楽しくないのかわからない」と困惑するケースも少なくありません。治療には薬物療法や認知行動療法が用いられます。
使い方・例文
「最近、好きだったゲームや映画を見ても何も感じられない」という状態は、アンヘドニアの典型的な例として挙げられます。
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