本文へスキップ

アンビエント・オクルージョンとは?

あんびえんとおくるーじょん

アンビエント・オクルージョンとは、3DCGにおいて物体の隙間や凹みに光が届きにくい暗くなり方を近似計算し、立体感を高めるレンダリング技術です。

アンビエント・オクルージョン(Ambient Occlusion、AO)とは、3DCGのレンダリング技術のひとつで、環境光(アンビエントライト)がジオメトリの形状によってどの程度遮られるかを計算し、隅・溝・隙間・接触面といった「光が回り込みにくい部分」を暗く表現する手法です。

現実の世界では、部屋の角や物体どうしが接触している部分は、周囲からの光が遮られて薄暗くなります。この現象をリアルタイムまたは事前計算で近似することで、ライトを個別に配置しなくても立体感や陰影感が自然に生まれます。

アンビエント・オクルージョンの主な種類には以下があります。

  • SSAO(Screen Space Ambient Occlusion):画面空間の深度情報から高速計算するゲーム向け手法
  • HBAO(Horizon Based AO):SSAOより高品質な近似計算
  • レイトレーシングベースAO:より物理的に正確な光遮蔽計算
  • ベイクドAO:事前計算してテクスチャに焼き付けた静的な手法

この技術はゲーム・映画VFX・建築ビジュアライゼーションなど幅広い分野で使われており、単純なライティングだけでは出しにくいリアルな接地感や奥行き感を付与するために欠かせない表現技法です。Unity・Unreal Engineなどの主要なゲームエンジンにも標準搭載されています。

使い方・例文

3Dゲームの壁際や家具の下部がほんのり暗くなっているのはアンビエント・オクルージョンの効果で、現実の「光が差し込みにくい陰」をシミュレートしています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語