アントルシャとは?
あんとるしゃ
アントルシャとは、バレエで垂直に跳び上がりながら空中で両脚を素早く交差させる技法です。
アントルシャ(entrechat)とは、バレエの跳躍技術の一つで、真上に跳び上がった空中で両脚をすばやく交差・開閉させる動きです。フランス語の語源には「絡み合う」という意味があるとされ、脚が空中で何度も入れ替わる様子を表しています。
アントルシャは脚の交差回数によって名称が変わります。
- アントルシャ・ドゥ(2):空中で脚を一度開いてから着地する。最も基本的な形。
- アントルシャ・カトル(4):空中で2回交差させる。バレエクラスでよく練習される。
- アントルシャ・シス(6):空中で3回交差させる高度な技術。プロダンサーが習得を目指す。
- アントルシャ・ユイット(8):4回交差させる非常に難度の高い技術。
アントルシャは主に男性ダンサーが披露することが多く、高い跳躍力と脚の素早い動きが求められます。脚を交差させる回数が多いほど、空中に滞在する時間と脚のスピードが必要になります。
バレエの歴史の中では、ルイ14世時代の宮廷バレエにすでに類似の動きが存在し、18〜19世紀の古典バレエの発展とともに技術が洗練されてきました。「ラ・シルフィード」や「パキータ」など古典作品のヴァリアシオン(ソロ場面)でしばしば登場します。
使い方・例文
バレエの男性ダンサーが力強く跳び上がり、空中で両脚をパパパッと交差させるアントルシャは、観客から喝采を受けるハイライトのひとつです。回数が多いほど難しく、アントルシャ・シスを軽々とこなすダンサーは高い技術力の持ち主とされます。
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