アントニー・バージェスとは?
あんとにーばーじぇす
アントニー・バージェスはイギリスの作家・作曲家で、ディストピア小説『時計じかけのオレンジ』の著者として世界的に知られます。
アントニー・バージェス(Anthony Burgess、1917〜1993年)は、イギリスのマンチェスター出身の小説家・批評家・作曲家です。本名はジョン・アンソニー・バージェス・ウィルソン(John Anthony Burgess Wilson)といいます。
20世紀英文学を代表する多才な知識人として知られ、その作品は文学・言語・音楽・哲学にまたがる広大な知識に裏打ちされています。代表作の長編小説『時計じかけのオレンジ』(1962年)は、架空の若者スラングを大量に使った語り口と、暴力・自由意志・社会管理をめぐる鋭い問いで、発表直後から世界に衝撃を与えました。スタンリー・キューブリック監督による映画化(1971年)でさらに広く知られるようになりました。
バージェスは小説以外にも多くの分野で活躍しました。主な功績を挙げると次のとおりです。
- 33本もの長編小説を執筆し、作品数の膨大さでも評価されています。
- シェイクスピア評伝や文学批評を多数著し、評論家としても地位を確立しました。
- 音楽を生涯にわたって愛し、交響曲や室内楽作品も残しています。
- 言語学への関心が深く、人工言語の創作や言語批評でも知られています。
バージェスは自らを「作曲家でもある小説家」と称し、文学と音楽の間を生涯行き来した稀有な知識人でした。その作品は現在も英語圏の大学カリキュラムで広く読まれています。
使い方・例文
文学の授業や読書会で『時計じかけのオレンジ』が取り上げられるとき、著者としてバージェスの名が必ず登場します。
この用語をシェア
最終更新: