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アンソニー・バージェスとは?

あんそにーばーじぇす

アンソニー・バージェスはイギリス小説家・作曲家で、『時計じかけのオレンジ』をはじめ多彩な知性と実験的文体で知られています。

アンソニー・バージェス(Anthony Burgess、1917〜1993年)は、イングランドマンチェスター出身の小説家作曲家批評家です。本名ジョン・バージェス・ウィルソン。マレーシアブルネイで英国植民地省に勤務した経験を持ち、各地での生活が作品に多様な文化的影響をもたらしました。

最もよく知られる作品は1962年発表の『時計じかけのオレンジ』です。近未来の全体主義社会を舞台に、少年アレックスが暴力と洗脳・自由意志の問題と向き合う物語で、作中ではロシア語を基盤にした架空のスラング「ナッドサット語」が使われています。スタンリー・キューブリック監督による映画化(1971年)で世界的に知られるようになりました。バージェスの特徴は以下の点に集約されます。

  • 言語への異常なほどの関心と実験的な文体
  • カトリシズムと人間の自由意志というテーマへの執着
  • 多作ぶり(生涯に30以上の長編小説を執筆)
  • 音楽との深い関わり(交響曲など多数の楽曲を作曲)

その他の主要作品に、ジェームズ・ジョイスへのオマージュとも言われる『MF』、ナポレオンの伝記的小説『ナポレオン交響曲』などがあります。文学批評家としても活発に著し、ジョイス研究書など多数の批評・エッセイを残しました。

使い方・例文

『時計じかけのオレンジ』は英文学や映画研究の授業でしばしば教材として用いられ、自由意志・暴力・国家権力をめぐる倫理的議論の出発点とされています。

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