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アンソニー・トロロープとは?

あんそにーとろろーぷ

アンソニー・トロロープは、ヴィクトリア朝イギリスの社会・聖職者社会を描いた多作な小説家で、『バーセットシャー』連作などで知られます。

アンソニー・トロロープ(Anthony Trollope、1815〜1882)は、ヴィクトリア朝イギリスを代表する小説家の一人です。郵政省の職員として長年働きながら小説を書き続けるという二足の草鞋で知られ、その多作ぶりは当時から有名でした。生涯に47冊の長編小説・多数の短編・評論・旅行記を残しました。

代表作は「バーセットシャー連作」と呼ばれる六部作(『バーチェスターの塔』など、1855〜67年)で、架空の地方都市バーセットシャーを舞台に英国国教会の聖職者社会・地方貴族・女性の結婚問題などを丁寧に描いています。登場人物の心理描写と社会的なユーモアが高く評価されました。

また「パリサー政治小説連作」(1864〜80年)でも、イギリスの議会政治・上流社会を鋭く観察した物語を展開しています。

トロロープは毎朝決まった時間に執筆する規則正しい習慣で知られ、自伝でそのルーティンを公表したことが当時の文壇に波紋を呼びました。チャールズ・ディケンズやウィリアム・メイクピース・サッカレーと並ぶヴィクトリア朝文学の重要作家として今日も研究・再評価が続いています。

使い方・例文

「イギリスのヴィクトリア朝文化を研究するゼミでは、トロロープの『バーチェスターの塔』が必読テキストの一つとして挙げられることがあります。」

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