アンコウ科とは?
あんこうか
アンコウ科は、頭部が大きく平たい体形をもつ深海・底生の魚の一群で、鍋料理の食材としても知られます。
アンコウ科(学名:Lophiidae)は、条鰭綱アンコウ目に属する底生魚の一科です。英名では「goosefish」や「monkfish」と呼ばれます。頭部が著しく大きく平たく、口も横に大きく開いた独特の体形が特徴で、獰猛な外見から「海の悪魔」とも形容されることがあります。
最大の特徴は、背鰭の第一棘が変化した「疑似餌(エスカ)」と呼ばれる突起をもつことです。これを頭上で揺らして小魚などを誘き寄せ、大きな口で一気に飲み込む「誘き寄せ型捕食」を行います。海底に静止してカムフラージュしながら獲物を待つ戦略は高い捕食効率を誇ります。
世界に約4属28種が知られており、大西洋・太平洋・インド洋の温帯から熱帯にかけた沿岸〜大陸棚域の海底に分布します。日本近海ではキアンコウとアンコウの2種が主に知られています。
食用としての価値が高く、特に日本では冬の鍋料理「あんこう鍋」の食材として珍重されます。肝臓(アンキモ)はとくに濃厚な味わいで高級食材とされます。欧米でもmonkfishとして白身魚料理に使われ、美食家から評価されています。
使い方・例文
アンコウ科の魚は冬が旬とされ、茨城県の那珂湊などでは「あんこう鍋」の名産地として有名です。肝(キモ)は「海のフォアグラ」とも呼ばれます。
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