アルペッジョとは?
あるぺっじょ
アルペッジョとは、和音の各音を同時に鳴らさず、低音から順番に1音ずつ素早く弾き分ける奏法で、ハープ演奏に由来するイタリア語の音楽用語です。
アルペッジョ(Arpeggio)はイタリア語で「ハープのように(弾く)」を意味し、和音を構成する各音を同時に鳴らすのではなく、低音から高音へ(または高音から低音へ)と順番に素早く弾き分ける奏法です。「アルペジオ」とも表記されます。
ハープがその弦の性質上、和音を流れるように分散して鳴らすことに由来しており、その柔らかく波打つような響きが他の楽器にも応用されてきました。ピアノ、ギター、ハープシコードなどの和音楽器で特に多く用いられますが、弦楽器の重音奏法としても使われます。
アルペッジョの主な特徴と種類は以下のとおりです。
- 上行アルペッジョ:低音から高音へ順番に弾く(最も一般的)
- 下行アルペッジョ:高音から低音へ弾く
- 楽譜では和音の左側に波線記号(〜のような縦線)で示されることが多い
- 分散和音(ブロークン・コード)の技法としてエクササイズにも使われる
ロマン派のピアノ曲(ショパン、リスト、シューベルトなど)では伴奏形として広く活用され、音楽に流動感・叙情性・華やかさを与えます。また、ギタリストのソロ演奏でも重要なテクニックのひとつとして位置づけられています。
使い方・例文
「ピアノの左手がアルペッジョで和音を流れるように弾くことで、曲全体に波のようなゆらぎと豊かな響きが生まれた」というように、楽曲解説や演奏指導でよく登場します。
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