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アルブメンプリントとは?

あるぶめんぷりんと

アルブメンプリントとは、卵白(アルブミン)を塗った紙に銀塩で感光させる、19世紀に広く普及した写真印画法です。

アルブメンプリント(Albumen Print)は、鶏卵の卵白(アルブミン)を感光材料の結合剤として使用した写真印画技術です。1850年にフランスのルイ・デジレ・ブランカールによって発明され、19世紀後半を通じて最も広く使われた写真印画法となりました。

製造工程の概要は以下のとおりです。

  • 卵白を泡立ててならし、薄い紙に塗布して乾燥させる
  • 硝酸銀溶液に浸して感光性を持たせる
  • 湿板コロジオン法などで撮影したネガと密着させ、日光で焼き付ける
  • 金調色・定着・水洗して完成させる

仕上がりは光沢があり、茶褐色から深い黒紫色のトーンが特徴です。特に肖像写真や風景写真に多用され、幕末・明治期の日本でも外国人写真師や日本人写真師たちがこの技法を使った作品を多数残しています。

卵白を大量に必要としたため、写真館では大量の卵が消費されたという記録も残っています。20世紀に入るとゼラチンシルバープリントなど扱いやすい技法に移行しましたが、独特の柔らかな色調と歴史的価値から、現在もアート写真の分野で復活を試みる写真家がいます。

使い方・例文

美術館や博物館で幕末・明治時代の古写真が展示される際に、「これはアルブメンプリントによる作品です」という解説とともに紹介されることがあります。

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