アルフレッド・ウォレスとは?
あるふれっどうぉれす
アルフレッド・ウォレス(1823〜1913年)は、ダーウィンと独立して自然選択説を提唱したイギリスの博物学者・生物地理学者です。
アルフレッド・ラッセル・ウォレス(Alfred Russel Wallace)は、19世紀イギリスを代表する博物学者・探検家であり、チャールズ・ダーウィンと並ぶ進化論の先駆者です。1823年にウェールズで生まれ、1913年に没しました。
ウォレスはアマゾン川流域やマレー諸島を長年にわたり調査し、膨大な動植物の標本を収集しました。こうした現地調査の中で、生物が環境への適応を通じて変化するという「自然選択」の考えを独自に導き出し、1858年にダーウィンへ論文草稿を送付しました。これがダーウィンの長年の研究発表を促し、同年にリンネ学会で両者の論文が同時発表されるという科学史上の重要な出来事につながりました。
ウォレスはまた、動物の分布を地理的に区分する生物地理学の基礎を築いた人物としても知られます。アジアとオーストラリアの動物相を分かつ仮想境界線「ウォレス線」は今日もその名を冠しています。主な業績を挙げると以下の通りです。
- 自然選択説の独立提唱(ダーウィンと同時期)
- マレー諸島での8年にわたるフィールドワーク
- 生物地理学の体系化とウォレス線の発見
- 著書『マレー諸島』による一般向け科学普及
科学史においてダーウィンの影に隠れがちですが、進化生物学・生物地理学の両分野に不可欠な先駆者として再評価が進んでいます。
使い方・例文
「ウォレスとダーウィンが独立して同じ結論に達したことが、自然選択説の正しさを裏付けた」という文脈で登場します。また生物地理学の授業では「ウォレス線の東西で哺乳類の種が大きく異なる」と紹介されます。
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