アルノ・ペンジアスとは?
あるのぺんじあす
アルノ・ペンジアスとは、宇宙マイクロ波背景放射の発見によりノーベル物理学賞を受賞したアメリカの電波天文学者です。
アルノ・アラン・ペンジアス(Arno Allan Penzias、1933年〜)は、ドイツのミュンヘンに生まれ、ユダヤ系家庭の出身としてナチス政権下の迫害を逃れてアメリカに移住した物理学者・電波天文学者です。
コロンビア大学で物理学を修め、ベル研究所に勤務しました。1964年、同僚のロバート・ウッドロウ・ウィルソンとともに、宇宙のあらゆる方向から均一に届くマイクロ波の雑音を検出しました。当初は装置の不具合を疑いましたが、徹底的な調査の末にこれが宇宙マイクロ波背景放射(CMB)であることが判明しました。
この発見はビッグバン理論の強力な証拠となり、宇宙論の歴史に革命をもたらしました。宇宙誕生直後の高温状態が膨張・冷却した痕跡が、現在も約2.7ケルビンの温度の電波として観測されているのです。
ペンジアスとウィルソンはこの功績により1978年のノーベル物理学賞を共同受賞しました。その後もベル研究所で科学・技術経営の職を歴任し、科学界への貢献を続けました。
使い方・例文
現代の宇宙論や天文学の授業でビッグバンの証拠として語られるとき、ペンジアスとウィルソンによるCMBの偶然の発見は必ず紹介されます。
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