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アル=ハーリスィーとは?

あるはーりすぃー

アル=ハーリスィーとは、アラビア文学を代表する中世イスラム世界の文人・文法学者です。

アル=ハーリスィー(Al-Hariri、1054〜1122年頃)は、アッバース朝時代のアラビア語文学者・文法学者で、バスラ(現在イラク南部)出身です。アラビア語の修辞技巧を極限まで磨いた文学形式「マカーマート(Maqamat)」の完成者として、イスラム文学史上に不朽の名声を残しています。

マカーマートとは、巧みな言語遊戯・韻律・駄洒落・謎かけなどを盛り込んだ散文と韻文の混合形式で、もともとバディーウッザマーン・アル=ハマダーニーが創始しました。アル=ハーリスィーはこれを50の「場面(マカーマ)」に仕立てた代表作『マカーマート』(مقامات الحريري)を著し、主人公アブー・ザイドという流浪の才人の活躍を描きました。

この作品の特徴は以下の点に集約されます。

  • アラビア語の語彙・文法・修辞のあらゆる技巧を駆使したエンターテインメント性
  • 道徳的教訓と機知あふれる風刺を融合させた構成
  • 後代のペルシア語・ヘブライ語文学にも多大な影響を与えた普遍性

『マカーマート』はイスラム世界で長く読み継がれ、挿絵写本も多数作られました。アル=ハーリスィーの作品はアラビア語教育の教材としても用いられ、中世から近代に至るまでアラビア語散文の規範とされてきました。

使い方・例文

アラビア語文学の授業で「マカーマート文学の傑作」として取り上げられる人物で、アラビア語の語彙力や修辞技巧を学ぶ教材としても登場します。

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