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アリウス派とは?

ありうすは

アリウス派とは、4世紀キリスト教神学者アリウスが唱えた、子なるキリストは父なる神と同質ではないと主張したキリスト教の一派です。

アリウス派とは、アレクサンドリアの司祭アリウス(256年頃〜336年)が提唱したキリスト論に基づくキリスト教の神学的潮流です。アリウスは「御子(キリスト)は父なる神によって創られた存在であり、父と同一の本質ではない」と主張しました。これは「子は父よりも劣る」という従属論的な立場であり、当時の教会に大きな論争をもたらしました。

この問題を解決するため、コンスタンティヌス帝は325年にニカイア公会議を開催しました。公会議では、父と子は「同一本質(ホモウシオス)」であるとするアタナシオスの立場が正統とされ、アリウス派は異端として断罪されました。しかしその後も帝国内でアリウス派は命脈を保ち、特にゲルマン系民族(西ゴート族・東ゴート族・ヴァンダル族など)への布教を通じて広まりました。

アリウス派の神学的特徴をまとめると以下のとおりです。

  • 子は父によって「創られた」存在であり、始まりがある
  • 父と子は本質において異なる(父が上位)
  • 三位一体の教義を否定する
  • 聖書の字義的解釈を重視する

アリウス派はその後、6世紀頃までにゲルマン諸族がカトリックへ改宗する過程でほぼ消滅しましたが、現代のエホバの証人や一部のユニテリアン的な立場など、広い意味でアリウス的な思想の影響は後世にも受け継がれています。

使い方・例文

キリスト教神学の授業や宗教史を扱う書籍で、「ニカイア公会議でアリウス派は異端とされた」のように登場します。また、初期キリスト教の分裂や三位一体論争を解説する文脈でしばしば言及されます。

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