アラカシとは?
あらかし
アラカシは、西日本を中心に低地から山地の常緑樹林に広く自生するブナ科の常緑高木で、どんぐりをつける代表的なカシの仲間です。
アラカシ(Quercus glauca)は、ブナ科コナラ属に属する常緑高木で、日本では本州中部以西・四国・九州・沖縄に分布し、朝鮮半島・中国・台湾など東アジアにも広く分布しています。「カシ」の仲間の中では特に一般的な種で、照葉樹林の主要な構成種のひとつです。
樹高は10〜20メートルほどになり、樹皮は灰褐色でなめらか。葉は長楕円形で上半部に鋸歯があり、表面は光沢のある濃緑色、裏面は白みを帯びています。春に新葉が出て、古い葉と入れ替わる「落葉更新」がみられます。
秋には細長い殻斗(かくと)に入ったどんぐり(堅果)をつけます。アラカシのどんぐりはタンニンをやや含みますが、野生動物、特にリスやカケスなどの鳥類の重要な食料源となっています。
材は硬くて緻密であり、農具・車輪・薪炭など実用的な用途に古くから使われてきました。都市緑化でも防風・防火の目的で生垣や公園樹として広く植栽されています。照葉樹林帯を代表する樹木として、生態学的にも重要な位置を占めています。
使い方・例文
公園や社寺の境内で見られる大きな常緑の高木がアラカシであることも多く、秋には細長いどんぐりが地面に落ちています。子どもたちがどんぐり拾いを楽しむ場面でもよく登場します。
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