アモルファス合金とは?
あもるふぁすごうきん
原子が規則正しく並ばず不規則な構造を持つ、ガラスのような性質を示す特殊な金属材料です。
アモルファス合金とは、金属の原子が結晶のように規則正しく整列せず、不規則な配置のまま固まった合金のことです。「アモルファス」は非晶質を意味し、ガラスと同じような原子構造を持つことから「金属ガラス」とも呼ばれます。
通常の金属は、溶けた状態から冷えて固まる際に原子が規則正しい格子状に並び、結晶構造を形成します。これに対しアモルファス合金は、溶融した金属を非常に速い速度で冷却することで、原子が結晶に並ぶ時間を与えずにそのまま固化させて作られます。この特殊な製造プロセスにより、結晶構造特有の弱点である粒界が存在しない材料が得られます。
結晶構造を持たないことで、通常の金属よりも高い強度や硬さ、優れた耐食性、独特の磁気的性質を示すことが特徴です。この性質を活かし、変圧器の鉄心材料や、ゴルフクラブのヘッド、精密機械の部品、センサー用の素材などに利用されています。
従来の金属材料にはない特性を持つことから、省エネルギー機器や高性能な電子部品の分野で重要な役割を果たす先端材料として、研究や応用が進められています。
使い方・例文
変圧器の鉄心にアモルファス合金を採用することで、電力損失を大きく減らすことができる。
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