アスラとは?
あすら
アスラとはインド神話・仏教における強力な力を持つ神的存在で、神々(デーヴァ)と対立する阿修羅として知られます。
アスラ(Asura)はインド・イラン共通の古代宗教にさかのぼる概念で、超自然的な力を持つ存在を指します。語源はサンスクリット語で「命を持つ者」「力ある者」とも解釈されます。
ヴェーダ初期には神々と区別されない概念でしたが、後のヒンドゥー教では、神々(デーヴァ)と対立する存在として位置づけられました。アスラたちは強大な力を持ちながらも傲慢さや欲望から神々と争い続け、宇宙の均衡を乱す者として描かれることが多くなりました。
仏教においては阿修羅(あしゅら)として六道の一つに組み込まれ、怒りや闘争を本性とする存在として描かれます。「修羅場(しゅらば)」という日本語はこの阿修羅の戦いの場に由来します。ゾロアスター教(イラン系)ではアフラ・マズダーとして最高善神に位置づけられており、同一語源の概念が文化によって正反対の意味を持つ点が興味深いです。
現代のゲームや漫画でも「阿修羅」「アスラ」は強大な戦闘力を持つキャラクターのモデルとして頻繁に登場します。
使い方・例文
「仏教の六道において、アスラ(阿修羅)は絶えず戦い続ける存在として描かれ、激しい争いの場を指す『修羅場』の語源にもなっています。」
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