アシシのフランチェスコとは?
あししのふらんちぇすこ
アシシのフランチェスコとは、12〜13世紀のイタリアで清貧と兄弟愛を説き、フランシスコ会を創設したカトリック教会の聖人であり、動物と自然の守護者としても知られます。
アシシのフランチェスコ(1181年頃〜1226年)は、イタリア中部のアシシ(アッシジ)で裕福な商人の息子として生まれました。若い頃は放蕩な生活を送っていましたが、病気や宗教的体験を経て回心し、すべての財産を捨てて清貧の生活を選びました。
「ラ・ポルツィウンコラ」と呼ばれる小さな礼拝堂を拠点に始めた彼の活動は、福音書の言葉をそのまま実践するものでした。所有を持たず、貧しい人々や病人のそばに寄り添い、すべての被造物を「兄弟・姉妹」と呼んで神の愛を説きました。
彼の生き方に共鳴する仲間が増え、1209年頃に教皇インノケンティウス3世の認可を得てフランシスコ会(小さき兄弟会)を設立しました。この修道会は現在もカトリック教会最大級の規模を誇ります。
- 「太陽の賛歌」など詩的な文学作品を残し、イタリア語文学の先駆者とも評される
- 十字軍の時代にエジプトのスルタンと平和的対話を試みた
- 生涯の終わりにキリストの傷と同じ傷跡(聖痕)を受けたと伝わる
- 動物・自然・環境保護の守護聖人とされている
1228年に列聖され、現在もカトリック信者に限らず幅広く尊敬を集めています。ローマ教皇フランシスコはこの聖人にちなんだ名を選びました。
使い方・例文
「フランシスコ会」の修道士が登場する歴史小説や映画では、アシシのフランチェスコの精神が拠りどころとして語られます。
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