アコモダティブ政策とは?
あこもだてぃぶせいさく
中央銀行が経済の拡大を後押しするために金利を低く抑え、金融緩和的な状態を維持する金融政策のスタンスのことです。
アコモダティブ政策(accommodative policy)とは、中央銀行が経済成長や雇用の促進を優先し、意図的に低金利・金融緩和的な状態を維持する金融政策スタンスのことを指します。「アコモダティブ(accommodative)」は「順応的・受け入れ的」を意味し、景気や市場の資金需要に積極的に応じていくという姿勢を表します。
具体的には、政策金利を中立水準(経済を加速も減速もさせない水準)よりも低い水準に設定し、企業や家計が低コストで借り入れを行いやすい環境を作ることが中心となります。量的緩和(QE)や資産買い入れプログラムもアコモダティブな政策手段の一つとして位置づけられます。
アコモダティブ政策が採られる主な状況としては次のものがあります。
- 景気後退・リセッション局面での経済刺激
- デフレや低インフレへの対応
- 金融危機後の回復を支援する局面
- 失業率が高く雇用の改善が必要な時期
反対に、インフレを抑制するために金利を引き上げて需要を冷やすスタンスは「タイト(tight)政策」または「制限的(restrictive)政策」と呼ばれます。アコモダティブ政策が長期化すると過剰流動性や資産バブルを招くリスクがあるとして批判されることもあり、中央銀行は経済指標を見ながら政策の転換時期を慎重に判断します。
近年では米国連邦準備制度(FRB)や日本銀行(日銀)がこの用語を公式声明や記者会見で多用したことで一般にも知られるようになりました。
使い方・例文
FRBが「引き続きアコモダティブなスタンスを維持する」と声明を発表した場合、それは当面の利上げを急がず景気を支える低金利環境を続けるという意思表示を意味します。
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