アウグスト・サンディーノとは?
あうぐすとさんでぃーの
アウグスト・サンディーノとは、20世紀前半のニカラグアで米軍占領に抵抗したゲリラ指導者で、ラテンアメリカ反帝国主義運動の象徴的人物です。
アウグスト・セサル・サンディーノ(1895〜1934年)は、ニカラグアの革命家・民族主義者で、米国の軍事介入に対するゲリラ抵抗運動を率いたことで知られています。
ニカラグアでは20世紀初頭から米海兵隊が長期にわたって駐留し、政治・経済に深く関与していました。サンディーノはこの状況に強く反発し、1927年から山岳地帯を拠点にゲリラ戦を展開しました。装備で劣る少数の部隊ながら、地の利と農民の支持を活かして米軍・ニカラグア国家警備隊と長年戦い続けました。
彼の運動は単なる軍事抵抗にとどまらず、ラテンアメリカ全体の反米・反帝国主義感情を体現するものとして広く共鳴を呼びました。「我が国の主権を売り渡すことは反逆だ」という彼の信念は、中南米各地の民族主義者に影響を与えました。
1933年に米軍が撤退すると、サンディーノは和平交渉に応じました。しかし翌1934年、国家警備隊司令官アナスタシオ・ソモサの命令によって暗殺されました。その死後、彼の名はニカラグアの左翼革命運動「サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)」に受け継がれ、1979年のソモサ独裁政権打倒を果たす原動力となりました。
使い方・例文
ラテンアメリカの政治史や反帝国主義運動を学ぶ際、サンディーノの名前は必ず登場します。「サンディニスタ」という言葉は現在もニカラグアの政治文脈で使われています。
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