や座とは?
やざ
や座とは、北天に位置する小さな星座で、矢の形を模した古代から知られる88星座のひとつです。
や座(Sagitta)は、北天の夏の銀河帯に位置する星座で、国際天文学連合(IAU)が定める88星座のひとつです。見かけの面積は約80平方度と非常に小さく、全88星座のなかで3番目に小さい星座として知られています。
その名のとおり「矢」の形を模しており、4〜5個の星が一直線に並んだシンプルな形状が特徴です。最も明るい星はガンマ星(γ Sge)で、赤色巨星であり、肉眼でもかろうじて確認できる明るさを持っています。
や座は古代ギリシャ時代から認識されており、プトレマイオスが2世紀にまとめた48星座のリストにも含まれています。神話的には、ゼウスがキュクロープスを殺したアポロンを罰するために射た矢とする説や、ヘラクレスが放った矢とする説などがあります。
観測面では、や座の中にはいくつかの球状星団や変光星が存在し、アマチュア天文家にも親しまれています。夏から秋にかけて南の方角に見えるわし座やこぎつね座と隣接しており、夏の大三角形の近くに位置するため、夏の夜空での星座巡りの目印としても役立ちます。
使い方・例文
夏の夜、天の川を眺めながら「や座はどこにあるのだろう」と探すとき、わし座のアルタイルの北側に矢のような星の並びを見つけることができます。
この用語をシェア
最終更新: