本文へスキップ

つまみ簪とは?

つまみかんざし

絹の布を小さく折りたたんで「つまみ細工」の技法で作った花や蝶を飾った日本の伝統的な髪飾りです。

つまみ簪(つまみかんざし)とは、つまみ細工という伝統工芸技法で作った絹製の花や蝶などの飾りを、簪の軸に付けた日本の髪飾りです。繊細で立体的な造形が特徴で、舞妓・芸妓の髪型や七五三成人式などの晴れの場で用いられます。

つまみ細工の基本技法は、小さく切った正方形の絹布をピンセットで三角形や四角形にたたみ、花びらや葉の形を作り台紙に貼り付けていくものです。折り方は主に二種類あります。

  • 丸つまみ:布の角を内側に折り込んで丸みのある花びらを表現する
  • 剣つまみ:布の先端を尖らせた剣のような形にする

江戸時代に京都で生まれたとされ、もとは宮中の女官が用いたことが始まりといわれています。明治・大正時代に舞妓文化とともに発展し、花街では季節ごとに異なるつまみ簪を挿す習慣が根付きました。舞妓はお点前・お稽古・舞の場などに合わせて季節の花をかたどったつまみ簪を選びます。

現代では手芸キットとして一般に販売され、趣味としてつまみ細工を楽しむ人も増えています。ブローチやヘアピンなど簪以外のアレンジ作品も多く見られます。

使い方・例文

七五三の記念撮影で七歳の女の子が赤い着物に合わせてつまみ簪を挿し、桜の花びらをかたどった繊細な絹細工が華やかな雰囲気を演出していた。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語