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すべり軸受とは?

すべりじくうけ

すべり軸受とは、回転軸と軸受面が直接または潤滑膜を介して接触しながら滑ることで荷重を支える軸受の一種です。

すべり軸受(滑り軸受・Plain Bearing)は、回転軸(シャフト)と軸受本体の内面が相対的に滑り合うことで回転や直線運動を支持する機械要素です。転がり要素(ボールやローラー)を使う転がり軸受と対をなす、最も基本的な軸受形式のひとつです。

すべり軸受の動作原理は、軸と軸受面の間に油膜や他の潤滑材を介在させ、摩擦を最小限に抑えながら回転を支えることにあります。油圧力が十分に発達すると軸が完全に油膜で浮いた状態(流体潤滑)になり、金属同士の接触がほぼなくなります。材料にはホワイトメタル・銅合金・焼結合金・樹脂系複合材など用途に応じた多種類が使われます。

すべり軸受の主な特徴と用途は次のとおりです。

  • 高荷重・衝撃荷重に強く、大型機械のクランクシャフト支持に適する
  • 振動・騒音が少ないため精密機械や静粛性が求められる装置に使われる
  • 直径方向の占有スペースが小さくコンパクトな設計が可能
  • 自動車エンジンのコンロッドメタル・水力発電機の主軸受・船舶のプロペラ軸などに多用

転がり軸受と比べて低速・高荷重の条件で特に有利ですが、適切な潤滑管理が不可欠であり、潤滑油の劣化や油膜切れは焼き付きの原因となります。設計段階での油膜計算と運用中の油量・油温管理が維持管理の核心です。

使い方・例文

自動車エンジン内部のクランクシャフトを支えるメタル軸受はすべり軸受の代表例で、エンジンオイルの油圧によって軸を浮かせて摩耗を防いでいます。

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