しゅう曲とは?
しゅうきょく
しゅう曲(褶曲)とは、地層や岩石が横方向の圧力によって波状に折れ曲がる地質構造のことで、山脈の形成をはじめとする大地変動の証拠として地球科学で重要視されます。
褶曲(しゅう曲)とは、地殻内の岩石や地層が水平方向の圧縮力(横圧力)を受けて波のように曲がる現象、またはその結果形成された地質構造をいいます。英語では「fold(フォールド)」と呼びます。
褶曲は主にプレートの収束境界(沈み込み帯や大陸衝突帯)で生じます。プレート同士がぶつかることで地殻に巨大な水平圧力がかかり、もともと水平に積み重なっていた地層が変形して波状の構造を形成します。ヒマラヤ山脈やアルプス山脈、日本列島の中央構造線付近なども広義の褶曲山脈に含まれます。
褶曲の形態はさまざまで、代表的な種類には以下があります。
- 背斜(はいしゃ):地層が上に凸に曲がった部分で、石油・天然ガスのトラップになりやすい
- 向斜(こうしゃ):地層が下に凸に曲がった部分
- 等斜褶曲:両翼が同じ方向に傾いた形
- 横臥褶曲:褶曲軸が水平に近い状態まで倒れたもの
褶曲の研究は石油・天然ガスの地下探査、トンネルや地盤の安全評価、地震活断層の把握など、資源開発や防災の分野でも実用的な意義を持ちます。地層の縞模様が波形になっている露頭(がけ面など)は褶曲の典型的な観察例です。
使い方・例文
中学・高校の地学の授業や地理の教科書では、地層の断面図を使って「背斜と向斜」というセットで褶曲の仕組みが説明されることが多いです。
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