Vベルトとは?
ぶいべると
Vベルトとは、断面がV字形のゴム製伝動ベルトで、機械のプーリー間で回転動力を効率よく伝えるために広く使われる機械要素です。
Vベルト(V-belt)は、断面形状がV字形またはくさび形をしたゴム製の無端(エンドレス)ベルトで、原動軸と従動軸のプーリー(溝つき回転輪)間で回転動力を伝達するために使用される機械部品です。
Vベルトの最大の特徴は、V字断面とプーリーの溝がくさびのようにかみ合うことで、摩擦力が大きく高いトルクを伝達できる点にあります。フラットベルト(平ベルト)と比べてスリップが少なく、傾斜した配置や高負荷の用途にも対応できます。素材はゴムを主体とし、内部に布や繊維コードを入れて強度と柔軟性を両立させています。
Vベルトが使われる主な場面は多岐にわたります。
- 自動車のエンジン補機(オルタネーター・エアコンコンプレッサー・パワーステアリングポンプ)の駆動
- 農業機械や産業機械の動力伝達
- 工作機械・コンベヤ・ポンプの駆動部
- 洗濯機・乾燥機などの家電製品内部
規格はJIS(日本工業規格)やISO規格で型番が定められており、断面サイズによってA型・B型・C型などに分類されます。定期的な張り調整と摩耗交換が必要なメンテナンス部品であり、切れや亀裂が生じると機械の動作不良につながるため、点検が重要です。
使い方・例文
自動車のボンネットを開けたときにエンジン前面で複数の補機を回しているゴム製のベルトがVベルトで、整備士が定期的に交換します。
この用語をシェア
最終更新: