TFTPとは?
てぃーえふてぃーぴー
TFTPとは、シンプルなUDPベースのファイル転送プロトコルで、認証機能を持たずネットワーク機器の起動やファームウェア配布に使われます。
TFTP(Trivial File Transfer Protocol)は、FTP(File Transfer Protocol)を大幅に単純化した軽量なファイル転送プロトコルです。UDPポート69番を使用し、認証機能やディレクトリ一覧表示機能を持たないため、実装が非常にシンプルです。1980年にRFC 783で定義され、その後RFC 1350に改訂されています。
TFTPが使われる主な場面は、ネットワーク越しにOSイメージや設定ファイルを配布する用途です。とくにPXE(Preboot eXecution Environment)ブートと組み合わせて、PCやサーバーをネットワーク経由でOS起動させる際に利用されます。また、ルーターやスイッチなどのネットワーク機器がファームウェアアップデートを取得する際にも広く使われています。
TFTPの主な特徴は次のとおりです。
- UDPを使用するためTCPのような接続確立が不要でオーバーヘッドが小さい
- ユーザー認証がなく、ファイルを指定するだけで取得・送信できる
- 転送できるファイルサイズはオリジナル仕様では32MB未満(tsize拡張で緩和可)
- エラー処理は最小限でリトライ機構のみ実装されている
セキュリティ機能がないため、インターネットに公開されるシステムではなく、隔離された管理ネットワークや社内LAN内での使用に限定されます。セキュアな代替として、SFTPやHTTPS経由の配布が使われることも増えています。
使い方・例文
データセンターで大量のサーバーをPXEブートで一斉にセットアップする際、TFTPサーバーからOSインストールイメージを配信してOSのインストールを自動化する場面でTFTPが登場します。
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