SPC(統計的工程管理)とは?
えすぴーしー
統計的手法を使って製造工程のばらつきを継続的に監視・管理し、品質の安定化と不良品の未然防止を図る手法です。
SPC(Statistical Process Control:統計的工程管理)とは、製造工程から得られるデータを統計的に分析し、工程のばらつきを継続的に監視することで、品質の安定維持と問題の早期検出を目的とした品質管理手法です。
SPCの中心的なツールが管理図(コントロールチャート)です。管理図では、品質特性の測定値を時系列でプロットし、統計的に算出した管理上限線(UCL)・管理下限線(LCL)・中心線(CL)と照合します。測定値がこれらの管理限界を逸脱したり、特定のパターン(連続した上昇・下降傾向など)が現れたりした場合、工程に「異常原因によるばらつき」が生じているサインとして検知できます。
SPCでは偶然原因(避けがたい自然なばらつき)と異常原因(機械の摩耗・材料ロットの変化・作業ミスなど特定できる原因)を区別することが重要です。異常原因のみを迅速に除去することで、工程を安定した状態に保ちます。
SPCはウォルター・シューハートが1920年代に開発し、第二次世界大戦後のデミング博士による日本への普及を通じて製造業全体に広まりました。現在は自動車・電子部品・食品・製薬など多くの業界でISO規格や顧客要求として組み込まれています。品質コスト削減・工程能力の定量的把握・改善活動の基盤としても機能します。
使い方・例文
半導体ウェハの寸法測定値を管理図でリアルタイム監視し、工程が管理限界を超える前に装置調整を行うことで不良品発生を未然に防いでいます。
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