Roland TB-303とは?
ろーらんど てぃーびー さんぜろさん
Roland TB-303とは、1981年にローランドが発売したベースライン自動演奏機で、アシッドハウスの独特なサウンドの源として有名な電子楽器です。
Roland TB-303(Transit Bass 303)は、1981年に日本のローランド社が発売したベースシンセサイザー兼シーケンサーです。もともとギタリストの練習用に「本物のベーシストの代わり」として設計されましたが、操作が複雑で販売は振るわず、数年で生産終了となりました。
しかし1980年代中頃、シカゴのDJやプロデューサーたちが中古市場で安く手に入れたTB-303を独自の操作で使いはじめます。カットオフフィルターやレゾナンスをリアルタイムに動かすことで生まれる、うねるような独特の「アシッドサウンド」は既存のどの楽器とも異なるものでした。これがアシッドハウスというジャンルを生み出すきっかけとなりました。
TB-303の音の特徴には次のようなものがあります。
- 発振するほど強いレゾナンス(共鳴)
- 低域から高域へと大きく動くカットオフフィルター
- スライドとアクセントによる有機的なベースライン表現
その後、アシッドテクノやトランスなど多くの電子音楽ジャンルに影響を与え、現在でもその音はローランドのTB-03など復刻製品や数多くのソフトウェアシミュレーターで再現されています。意図せず生まれた「失敗作から名機へ」という逆転の歴史を持つ電子楽器として、音楽史における重要な存在です。
使い方・例文
TB-303のレゾナンスつまみをライブ中に大きく回すことで、アシッドハウス特有のグワングワンとうねるベースラインが生まれ、ダンスフロアを熱狂させます。
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