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QFD(品質機能展開)とは?

きゅーえふでぃー

QFD(品質機能展開)とは、顧客の要求品質を製品の技術的特性や工程管理項目へと段階的に変換し、設計・製造全体に反映させる品質管理手法です。

QFD(Quality Function Deployment:品質機能展開)とは、「顧客が何を求めているか(要求品質)」を出発点とし、それを製品の品質特性・部品特性・工程パラメーターへと系統的に翻訳・展開していく品質管理方法論です。1966年に日本で赤尾洋二氏らによって開発され、1980年代以降はアメリカの自動車・電子産業にも広まりました。

QFDの中心的なツールは「品質表(Quality Chart)」あるいは「品質の家(House of Quality)」と呼ばれるマトリクス図です。このマトリクスでは次の情報を一覧で管理します。

  • 顧客の声(VOC)から抽出した要求品質項目とその重要度
  • 製品の技術特性(品質特性)
  • 要求品質と品質特性の相関関係
  • 競合製品との比較(ベンチマーキング)

QFDは通常4段階のマトリクスを連鎖させます:要求品質→品質特性→部品特性→工程パラメーター。こうして「何が求められているか」を「どう作るか」に落とし込む流れを可視化します。これにより、顧客ニーズが設計・調達・製造の各部門に一貫して伝わり、手戻りや仕様変更コストの低減、顧客満足度の向上が図れます。自動車・家電・ソフトウェアなど多くの業界で採用されています。

使い方・例文

自動車のドアの「静かに閉まる」という顧客ニーズをQFDで展開すると、「閉鎖力」「密封材の反力」「ラッチ強度」などの技術特性に変換され、それぞれの目標値と測定方法が設計書に落とし込まれます。

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