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IPマルチキャストTTLとは?

あいぴーまるちきゃすとてぃーてぃーえる

IPマルチキャストTTLとは、マルチキャストパケットがネットワーク上を転送できる範囲(ホップ数)を制限する値のことです。

IPマルチキャストTTL(Time To Live)とは、IPマルチキャスト通信において、パケットがルーターを通過できる最大回数ホップ数)を指定する値です。TTLはIPヘッダーに含まれる8ビットのフィールドで、パケットがルーターを1つ通過するたびに1ずつ減算され、値が0になるとそのパケットは破棄されます。

マルチキャスト通信では、一つの送信元から複数の受信者に同時にデータを届けるため、TTLによって配信範囲を細かく制御できます。TTL値と配信範囲の目安は以下のとおりです。

  • TTL = 0:同一ホスト内のみ(ネットワークには出ない)
  • TTL = 1:同一サブネット内のみ(デフォルトルーター超えなし)
  • TTL = 16〜31:組織内ネットワーク程度の範囲
  • TTL = 255:インターネット全体へ到達可能な最大値

マルチキャストTTLは、動画配信・音声会議・株式情報配信など、同じデータを多数の端末に効率よく届けたいシステムで重要な設定項目です。TTLを適切に設定することで、配信が意図しない範囲に広がるのを防ぎ、ネットワーク資源を無駄なく使えます。

アプリケーション側でTTL値を設定する場合、OSのソケットオプション(IP_MULTICAST_TTL)を通じて指定するのが一般的です。

使い方・例文

社内の映像配信システムや株価情報のリアルタイム配信の設定画面で「マルチキャストTTL」という項目として登場します。ネットワーク管理者がルーター越えの範囲を調整する際に使います。

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