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IGBTトランジスタとは?

あいじーびーてぃとらんじすた

IGBTトランジスタとは、大電力の高速スイッチングに優れた半導体素子で、電力変換装置やモーター制御などに広く使われています。

IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタは、MOSFETの「電圧駆動・高速スイッチング」という長所と、バイポーラトランジスタの「大電流・低損失」という長所を組み合わせた複合構造の半導体素子です。

IGBTの内部構造は、入力側にMOSFETのゲート絶縁構造を持ち、出力側にバイポーラトランジスタのコレクタ・エミッタ構造を組み合わせています。ゲート端子に電圧を印加することでスイッチングを制御できるため、駆動回路が簡単で消費電力も小さく、大電流を扱えます。

主な用途は以下のとおりです。

  • インバーター:エアコン・冷蔵庫・洗濯機などの家電製品のモーター制御
  • 電気自動車・ハイブリッド車:モーター駆動用パワーモジュール
  • 鉄道車両:新幹線や電車の走行制御装置(VVVFインバーター)
  • 太陽光・風力発電:電力変換装置(パワーコンディショナー)
  • 産業用ロボット:精密なモーター制御

スイッチング周波数はMOSFETより低めですが、数百ボルト〜数千ボルト、数十〜数千アンペアという高耐圧・大電流領域で優れた特性を示します。現代のパワーエレクトロニクスの中核を担う素子であり、省エネ技術の発展に欠かせない存在です。

使い方・例文

電気自動車のモーターを制御するインバーターにIGBTが使われており、バッテリーの直流電力を交流に変換してモーターを滑らかに駆動します。また、新幹線のVVVFインバーター制御にも採用されており、加速・減速を効率的に行っています。

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