HDR合成とは?
えいちでぃーあーるごうせい
HDR合成とは、露出の異なる複数枚の写真を重ね合わせ、明部と暗部の両方に豊かな階調を持つ一枚の画像を生成する技術です。
HDR合成(High Dynamic Range合成)とは、同じ構図で露出を変えて撮影した複数枚の写真を専用ソフトウェアで合成し、明るい部分も暗い部分も情報が失われない広いダイナミックレンジを持つ画像を作り出す技術です。
人間の眼は明るい場所から暗い場所まで非常に広い輝度範囲を認識できますが、カメラのセンサーはその範囲に対応しきれません。明るさに合わせて露出を決めると暗部が潰れ、暗部に合わせると明部が飛んでしまいます。HDR合成はこの限界を複数枚の合成によって克服します。
一般的な撮影・処理の流れは次のとおりです。
- 三脚固定で、アンダー露出・標準露出・オーバー露出の3〜7枚を連続撮影(ブラケット撮影)
- Lightroom・Photoshop・Luminar などの現像ソフトでHDR合成を実行
- 合成された32bitデータをモニター表示に適した8〜16bitに変換(トーンマッピング)
トーンマッピングの方法によって仕上がりは大きく異なります。自然な仕上げを好む場合は控えめな処理が、絵画的な表現を追求する場合は強調した処理が選ばれます。近年のカメラやスマートフォンには複数枚を瞬時に合成するオートHDRが搭載されており、手持ち撮影でも手軽に活用できます。
使い方・例文
室内から窓の外の風景を撮影する際にHDR合成を使うと、室内の暗部と窓外の明るい空の両方を一枚の画像に自然に収めることができます。
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