E100燃料とは?
いーひゃくねんりょう
E100燃料とは、ガソリンを一切混合しない100%純粋なエタノールを燃料として使用するバイオ燃料のことです。
E100燃料とは、バイオエタノール(発酵・蒸留によって得られるアルコール)を100%使用する自動車用燃料です。「E」はエタノール(Ethanol)、「100」は混合率100%を示します。ガソリンとエタノールを混合したE10(エタノール10%)やE85(エタノール85%)と区別され、化石燃料を全く含まない完全再生可能な液体燃料として位置づけられます。
E100燃料の実用化で最も進んでいるのがブラジルです。ブラジルではサトウキビを原料とするエタノール産業が発展しており、国内で販売される自動車の多くはE100と通常ガソリンの双方を使えるフレックス燃料車(FFV)です。冷間始動性を確保するために始動時のみガソリンを補助的に使う設計もありますが、温暖な気候のブラジルではほぼE100のみで運用されるケースも多くあります。
E100の特徴と課題は次のとおりです。
- CO2削減効果:植物由来のため燃焼時のCO2は植物が吸収したものとみなせ、ライフサイクル全体での排出量を大幅に削減できる
- 高オクタン価:ガソリンより高いオクタン価を持ち、エンジンの圧縮比を上げて熱効率を高めることができる
- 腐食性:金属やゴム部品を腐食しやすいため、専用のエンジン・燃料系部品が必要
- 食料との競合:サトウキビ・トウモロコシ等の食料作物を原料とする場合、食料価格への影響が懸念される
E100は脱炭素・エネルギー安全保障の観点から注目され、ブラジルモデルを参考に各国で政策的な普及が議論されています。
使い方・例文
ブラジルでは多くのガソリンスタンドにE100専用のポンプが設置されており、ドライバーがその日の価格を見てE100とガソリンを使い分けるという光景が一般的です。
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