DCF法とは?
でぃーしーえふほう
DCF法とは、将来生み出すキャッシュフローを現在価値に割り引くことで企業や投資案件の価値を評価する手法です。
DCF法(Discounted Cash Flow法、割引キャッシュフロー法)は、企業価値評価や投資判断において世界標準として広く使われるファイナンスの手法です。「今もらえる100万円は、5年後にもらえる100万円より価値が高い」という貨幣の時間的価値(タイム・バリュー・オブ・マネー)の考え方を基礎としています。
評価の手順は次のとおりです。
- 対象企業や事業の将来数年分のフリーキャッシュフロー(FCF)を予測する。
- 予測期間終了後の継続価値(ターミナルバリュー)を算出する。
- FCFと継続価値を加重平均資本コスト(WACC)などの割引率で現在価値に換算する。
- 現在価値の合計から負債を引いた額が株主価値(エクイティ価値)となる。
DCF法の強みは、事業固有のキャッシュ創出力に基づく本源的価値を算出できる点にあります。一方、将来キャッシュフローの予測精度や割引率の設定が結果を大きく左右するため、前提条件の妥当性が常に問われます。
M&A(企業合併・買収)の買収価格算定、新規事業の投資可否判断、不動産・インフラ投資の収益評価など、幅広いビジネスシーンで活用されています。
使い方・例文
「スタートアップの買収交渉で、DCF法を用いて5年分の事業計画をベースに企業価値を算出し、買収価格の根拠とした」のように、M&Aや投資判断の場で価値評価の核心的手法として登場します。
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