鴨居とは?
かもい
鴨居とは、日本の伝統的な建具において引き戸や障子・ふすまをはめ込むために開口部の上部に設ける横木のことです。
鴨居(かもい)は、日本建築において障子・ふすま・引き戸などを開閉可能に取り付けるため、開口部の上部に水平に設けられた横木(溝付き部材)です。下部に設ける同様の横木は敷居(しきい)と呼ばれ、鴨居と敷居はセットで建具をはめ込む枠を構成します。
鴨居の構造は、建具の上端が収まる溝が彫られており、建具を持ち上げて溝に入れ、敷居の溝に落とし込む形で取り付けます。そのため鴨居の溝は敷居の溝よりも深く掘られているのが一般的です。
素材は主に木材(杉・ヒノキ・マツなど)が使われ、和室の内装材として床の間の框(かまち)や長押(なげし)とともに空間の格式を表します。鴨居の高さは部屋の天井高や建具のサイズに合わせて決められ、一般的な和室では床面から約1.8〜1.9メートル程度に設置されます。
現代建築でも和室を設ける際は鴨居・敷居が用いられますが、洋室化の進展によりレール式の引き戸に変わる場合も増えています。「鴨居に頭をぶつける」という表現は、身長が高い人が低い鴨居に頭をぶつける場面から転じた慣用句としても使われます。
使い方・例文
和室にふすまや障子を設置する際、大工は鴨居(上の溝付き横木)と敷居(下の溝付き横木)を正確に水平に取り付け、建具がスムーズに滑るように調整します。
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