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香道軌範とは?

こうどうきはん

香道軌範とは、江戸時代に編纂された香道の規範書で、香の作法・組香・分類などを体系的にまとめた重要な文献です。

香道軌範(こうどうきはん)は、日本の香道(香を聞く芸道)の作法・理論・組香などを体系的に記した文献(規範書)の総称または特定の著作名として用いられます。香道は室町時代に芸道として確立し、江戸時代に最も盛んになり、その実践の規範をまとめた書物が複数編纂されました。

香道は単に香りを楽しむだけでなく、香木の産地や銘柄を聞き分ける「聞香(もんこう)」や、複数の香を組み合わせて出題・回答する「組香(くみこう)」など、高度な精神的・感覚的修練を伴う日本固有の芸道です。主要な流派として御家流(おいえりゅう)と志野流(しのりゅう)があり、それぞれ独自の作法書・軌範を持ちます。

香道軌範に記される主な内容には以下が含まれます。

  • 香道の礼法・座法・炉の扱い方などの基本作法
  • 香木の種類・産地(六国五味など)の分類体系
  • 源氏物語など古典文学に基づいた組香の名称と手順
  • 香炉・香合・羽箒などの道具の扱い方

現代においても香道の稽古では流派の軌範が教科書的な役割を果たしており、伝統文化の継承に欠かせない存在となっています。茶道・花道と並ぶ三大芸道のひとつとして、香道軌範はその体系を後世に伝える重要な古典文献です。

使い方・例文

香道の稽古を始めた人が流派の師匠から香道軌範を渡され、組香の手順や道具の作法を学ぶ教材として参照する場面で登場します。

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