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組香とは?

くみこう

組香とは、複数種の香木組み合わせて聞き当てる香道の遊び・修練の形式で、文学的なテーマや物語と結びついた高雅な芸能です。

組香(くみこう)とは、香道(こうどう)における代表的な遊び・修練の形式のひとつで、あらかじめ定められたルールに従って複数種の香木を焚き、その香りを聞き分けて答えを競うものです。単に香りを楽しむだけでなく、日本の古典文学や自然の情景などをテーマとした雅趣に富む芸能として発展しました。

組香の代表的な形式には以下があります。

  • 十炷香(じゅっちゅうこう): 香道の基本形式のひとつ
  • 源氏香(げんじこう): 源氏物語の五十四帖にちなみ、五炷の香を聞いて組み合わせを当てる。現在も最もよく知られる組香のひとつ
  • 競馬香(くらべうまこう): 左右に分かれて香りを聞き合う競技形式

組香は室町時代から武家社会・公家社会の教養として洗練され、江戸時代には香道の流派(志野流・御家流など)が確立されました。参加者は香炉を回し受け取り、静かに香りを「聞く」(嗅ぐ)ことで答えを書き記します。この「聞く」という表現自体、香道の精神的な深みを象徴しています。

組香で使われる道具は「香道具」と総称され、香炉・香合・香箸・火道具など多岐にわたり、それ自体が工芸品として高い芸術的価値を持ちます。現代でも香道の流派を通じて組香は継承されており、日本の無形文化遺産として大切にされています。

使い方・例文

源氏香は五つの香りの組み合わせを図(源氏香の図)で表して答え合わせをする組香で、着物の柄や文具のデザインとしても広く親しまれています。

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