香典とは?
こうでん
香典とは、葬儀や通夜の際に故人への弔意を表して遺族に贈る金品で、葬儀費用の一部を助け合う日本の慣習です。
香典(こうでん)とは、人が亡くなった際の通夜・告別式などに参列する際、遺族に対して持参する金品のことです。もともとは故人の霊前に供えるお香や花の代わりとして贈られたことから「香典」と呼ばれるようになりました。現在では金銭を不祝儀袋(のし袋)に入れて持参する形が一般的です。
香典には、遺族の葬儀費用を互いに助け合う「相互扶助」の精神が込められています。古くから地域コミュニティや近隣住民が協力して葬儀を支える文化があり、香典はその具体的な表れです。
香典を包む際のマナーには、いくつかの重要な点があります。
- 不祝儀袋の表書きは宗教・宗派によって異なる(仏式は「御霊前」「御仏前」、神式は「御玉串料」、キリスト教は「御花料」など)
- お札は新札を避け、古いものまたは折り目をつけたものを用いる
- 金額は関係性や地域によって慣習が異なるが、奇数(割り切れない)の金額が縁起がよいとされる
- 袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが礼儀とされる
香典を受け取った遺族は、後日「香典返し」として品物を贈るのが一般的な慣習です。返礼品は香典の半額程度(半返し)が目安とされています。現代ではオンライン葬儀や家族葬の普及により、香典の扱い方も変化しつつありますが、日本の冠婚葬祭文化における重要な作法のひとつとして現代にも息づいています。
使い方・例文
「通夜に参列する際に、御霊前と書いた不祝儀袋に五千円を包んで香典として持参した」という場面が典型的な使い方です。
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