食品添加物一括表示とは?
しょくひんてんかぶついっかつひょうじ
食品添加物の用途が同じグループに属する場合、個別物質名ではなく用途名でまとめて表示できる食品表示制度のことです。
食品添加物一括表示とは、食品に使用された添加物のうち、特定の用途に使われるものをひとつの用途名でまとめて表示できる制度です。日本の食品表示基準(旧・食品衛生法)に基づき定められており、消費者向けの食品ラベルに適用されます。
通常、食品添加物はすべて個別の物質名で表示することが原則ですが、同一の目的で使われる複数の添加物をまとめて表示できる例外的なルールが設けられています。一括表示が認められている用途名には、乳化剤・膨張剤(ベーキングパウダー)・pH調整剤・酸味料・調味料・香料・豆腐用凝固剤などがあります。たとえば複数の乳化剤が使われていても「乳化剤」とひとつの名称でまとめて表示できます。
この制度には、表示スペースが限られる食品ラベルの現実的な制約への対応という面があります。一方で、アレルギーや特定成分を気にする消費者にとっては、具体的な物質名が分からないという課題も指摘されています。
食品表示に詳しくなることで、パッケージ裏面の原材料欄をより正確に理解できるようになります。消費者庁の「食品表示基準」や市販の食品添加物事典などを参照すると、各用途名に含まれる具体的な物質を確認できます。
使い方・例文
マーガリンや菓子パンのパッケージ裏面に「乳化剤」「pH調整剤」とだけ書かれているのが食品添加物一括表示の例で、具体的な物質名は省略されています。
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